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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


12.3.4 JAX-RSの変更点

〈この項の構成〉

(1) JAX-RSエンジンの変更

アプリケーションサーバ 11-20では,JAX-RS 2.1をサポートするJAX-RS 2.1エンジンを提供しています。従来のアプリケーションサーバ 09-87以前のJAX-RSエンジンとは異なるJARファイルに格納されているため,JAX-RSエンジンを利用するために必要なクラスパスの設定が変わります。

アプリケーションサーバ 09-87以前の場合

add.class.path=<cosminexus.home>\jaxrs\lib\cjjaxrs.jar

アプリケーションサーバ 11-20の場合

add.class.path=<cosminexus.home>\CC\javaee\1100\lib\jaxrs-impl.jar
add.class.path=<cosminexus.home>\CC\javaee\1100\lib\jaxrs-jackson.jar

アプリケーションサーバ 09-87以前のJAX-RSエンジン(cjjaxrs.jar)がクラスパスに入ったままになっている場合,アプリケーションが正常に動作しなくなるため,必ずクラスパスの設定を見直してください。

(2) JAX-RSエンジンのCosminexus独自パラメタの廃止

アプリケーションサーバ 11-20のJAX-RS 2.1エンジンは,アプリケーションサーバ 09-87以前のJAX-RSエンジンでサポートしていたCosminexus独自定義ファイルや独自パラメタをサポートしていません。マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」の「13.1 動作定義ファイル」に記載されている定義ファイルやパラメタはアプリケーションサーバ 11-20では使用できません。

(3) RESTful Webサービス用クライアントAPIの廃止

JAX-RS 2.0仕様では,新たにクライアントAPIが標準化されました。これに伴い,アプリケーションサーバ 09-87以前のJAX-RSエンジンでサポートしていたCosminexus独自のRESTful Webサービス用クライアントAPIをサポートしていません。マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」の「25. RESTful Webサービス用クライアントAPIのサポート範囲」に記載されている機能は,アプリケーションサーバ 11-20では使用できません。

JAX-RSのクライアントAPIを使用するアプリケーションについては,JAX-RS 2.0仕様書およびJAX-RS 2.0 API仕様に従い,JAX-RS 2.0標準APIに置き換えてください。

JAX-RS 2.0 API仕様 (Oracle社提供)

https://docs.oracle.com/javaee/7/api/javax/ws/rs/client/package-summary.html