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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


9.18.1 概要

圧縮オブジェクトポインタ機能は,Javaアプリケーションによって作成されるJavaオブジェクトのサイズを圧縮することで,Javaアプリケーションのメモリ使用効率を向上させる機能です。この機能を有効にすることによって,Application Server上で動作しているJavaアプリケーション実行中での,Javaヒープ領域とExplicitヒープ領域の使用量を少なくできます。

圧縮オブジェクトポインタ機能は,-XX:+UseCompressedOopsを指定することで有効にできます。UseCompressedOopsオプションの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「14.2 JavaVM拡張オプションの詳細」を参照してください。

この機能を有効にすると,実行時のメモリ使用量とJavaVMの実行性能が変化する場合があります。また,JavaVM実行時のOS環境の違いによっても,この機能有効時のJavaVMの実行性能が変動します。

注※ Explicitヒープ領域は,明示管理ヒープ機能が有効な場合にだけ該当します。