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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


5.10.2 -XX:+HitachiLocalsInStackTraceオプションが指定されている場合

スレッドダンプ内のスタックトレース情報の1スタックフレーム情報ごとに,そのスタックフレームに対応するメソッド内のローカル変数情報が挿入されて,出力されます。

出力形式および出力内容は,-XX:+HitachiLocalsInThrowableが指定されている場合に標準出力に出力される内容と同じです。

ただし,-XX:+HitachiLocalsInStackTraceオプションでは,次のオプションの指定は無効になります。

Javaプログラムの例と,それに対するスタックトレース内のローカル変数情報の出力例を示します。

Javaプログラムの例3

class Example3 {
    public static void main(String[] args) {
        Example3 e3 = new Example3();
        e3.method();
    }
 
    synchronized void method() {
        int l1 = 1;
        float l2 = 2.0f;
        String l3 = "local 3";
        Character l4 = new Character('X');
        Object l5 = new Thread();
        Object[] l6 = new Thread[10];
 
        <ここでスレッドダンプ出力!>
    }
}

出力例を次に示します。この例は,次の場合の例です。

図5‒8 Javaプログラムの例3に対するローカル変数情報の出力例

[図データ]