Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


4.10 JavaVMログ(JavaVMログファイル)

JavaVMログとは,製品が標準のJavaVMに追加した拡張オプションを使用して取得できるログです。標準のJavaVMよりも,多くのトラブルシュート情報が取得できます。JavaVMログは,次のどれかのオプションを指定した場合に,ログファイルに出力されます。なお,このログファイルを,JavaVMログファイルといいます。

このほか,出力内容や出力方法についても,オプションに指定しておく必要があります。JavaVMの資料取得の設定については,「3.3.17 JavaVMの資料取得の設定」を参照してください。

JavaVMログファイルは,-XX:HitachiJavaLog:<パスおよびファイル名称>オプションに指定した出力先に,指定したファイル名称で出力されます。指定を省略した場合は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,ejb.server.log.directoryパラメタで指定したディレクトリに,「javalogxx.log」という名称で出力されます。xxは01から始まる2けたの通番です。

参考

JavaVMログファイルの出力が設定されている場合に,JavaVM起動時にファイルを作成します。このため,JavaVM終了時までにJavaVMログが何も出力されない場合には,何も情報がないJavaVMログファイルが残ります。