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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


4.9.5 運用管理エージェントのメモリダンプの取得

運用管理エージェントのメモリダンプの取得について,OSごとに説明します。

〈この項の構成〉

(1) Windowsの場合

運用管理エージェントが稼働している場合(adminagentプロセスが存在する場合),タスクマネージャからメモリダンプを採取します。

運用管理エージェントがダウンしている場合,Windowsのデバッグツールからメモリダンプを採取します。

注※

詳細は,Microsoft社のホームページを参照してください。

運用管理エージェントがダウンしている場合のメモリダンプを取得するためには,事前に設定をする必要があります。設定方法については,「3.3.15 ユーザダンプ取得の設定」を参照してください。

(2) UNIXの場合

運用管理エージェント(adminagentプロセス)がダウンした場合,「<Application Serverのインストールディレクトリ>/manager/bin」に出力されたcoreダンプを取得します。

coreダンプを取得したあとに,coreダンプからスタックトレース情報だけを取得する場合は,javatraceコマンドを実行してください。スタックトレース情報は,JavaVMの異常終了の原因を究明するために必要な情報です。スタックトレース情報の取得方法については,「4.18 JavaVMのスタックトレース情報」を参照してください。

coreダンプは次のような場合にも取得できます。それぞれの場合の取得方法について説明します。