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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


4.5.2 EJBクライアントアプリケーションのシステムログの出力先

EJBクライアントアプリケーションのシステムログは,次のキーに指定したディレクトリに出力されます。

Javaアプリケーション用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)とシステムプロパティの両方に異なる値が指定された場合,システムプロパティの設定が有効になります。

なお,システムプロパティで出力先を設定できるのは,次のログだけです。

cjcldellogコマンドの稼働ログ(cjcldellog.log)およびcjclstartapコマンドの稼働ログ(cjclstartap[n].log)は,「<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\client\logs」(Windowsの場合),または「/opt/Cosminexus/CC/client/logs」(UNIXの場合)の直下に出力されます。

注意事項
  • EJBクライアントアプリケーションの標準出力,および標準エラーの内容は,ログファイルには出力されません。ログファイルに出力する場合は,ユーザログ機能を使用するか,リダイレクトしてください。

複数のプロセスのログは,一つのディレクトリ(デフォルトはejbclディレクトリ)下に出力します。なお,プロセス単位(アプリケーション単位)でログの出力先を別々にしたい場合,usrconf.cfgのejb.client.log.directoryキーにそれぞれの出力先ディレクトリを指定してください。

EJBクライアントアプリケーションのシステムログの出力先を次の図に示します。

図4‒1 EJBクライアントアプリケーションのシステムログの出力先(Javaアプリケーション用オプション定義ファイルで指定した場合)

[図データ]

図4‒2 EJBクライアントアプリケーションのシステムログの出力先(システムプロパティで指定した場合)

[図データ]