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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


4.3.3 Component Transaction Monitorのログの取得

ここでは,Component Transaction Monitorのログの出力先について説明します。

〈この項の構成〉

(1) Component Transaction Monitorのログの種類

Component Transaction Monitorでは,CTM識別子ごとにCTMデーモン,CTMコマンドのログを出力します。また,システムでトラブルが発生したときの保守員による障害解析用に,各種保守情報を環境変数CTMSPOOLの設定ディレクトリに出力します。ctmlogcatコマンドを実行することで出力メッセージを確認できます。

日常的な運用で監視する場合はイベントログ,およびsyslogを監視します。

(2) Component Transaction Monitorのログの出力先

Component Transaction Monitorのログの出力先を次に示します。

表4‒17 Component Transaction Monitorのログの出力先

内容

出力先ディレクトリ※1

CTMデーモンおよびCTMコマンドのログ

  • Windowsの場合

    <環境変数CTMSPOOLの設定ディレクトリ>\log\<CTMデーモン識別子>\ctmlog[n]

    およびイベントログ※2

  • UNIXの場合

    $CTMSPOOL/log/<CTMデーモン識別子>/ctmlog[n]

    およびsyslog※3

CTMドメインデーモンのログ

  • Windowsの場合

    <環境変数CTMSPOOLの設定ディレクトリ>\log\ctmdmlog[n]

  • UNIXの場合

    $CTMSPOOL/log/ctmdmlog[n]

モジュールトレース

  • Windowsの場合

    <環境変数CTMSPOOLの設定ディレクトリ>\utt\umt

  • UNIXの場合

    $CTMSPOOL/utt/umt

構造化例外発生ログ

(Windowsの場合)

<環境変数PRFSPOOLの設定ディレクトリ>\oslttrc

保守情報

  • Windowsの場合

    <環境変数CTMSPOOLの設定ディレクトリ>

  • UNIXの場合

    $CTMSPOOL

注※1 

[n]には「01」または「02」が表示されます。

注※2 

運用に必要なメッセージが出力されます。ログファイルの出力先はWindowsのイベントログの設定によって異なります。

注※3 

運用に必要なメッセージが出力されます。syslogの設定に関する詳細については,OS付属のマニュアルを参照してください。