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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


2.5.7 1:1系切り替えシステムでトラブルが発生した場合

1:1系切り替えシステムで,待機系のホストへの系切り替え処理がデータベースサーバの障害(サーバダウンやデッドロックなど)によってタイムアウトした場合の対処について,OSごとに説明します。

〈この項の構成〉

(1) Windowsの場合

ログを取得してから,手動で待機系ホストをオンラインにしてください。

(a) 1:1系切り替えシステムのログの取得

1:1系切り替えシステムでトラブルが発生した場合,クラスタログを取得する必要があります。Windowsを標準パスにインストールした場合のクラスタログの出力先を次に示します。

C:\WINDOWS\cluster\cluster.log

クラスタログには次の情報が出力されます。

  • クラスタサービスの稼働ログ

  • VBScriptの構文にエラーがあった場合のエラーメッセージ

  • 汎用スクリプトのResource.LogInformationメソッド

  • その他のメッセージ

クラスタログの詳細については,Windowsのドキュメントを参照してください。

また,J2EEサーバが動作しない場合は,Component Containerのログも参照してください。

(b) 1:1系切り替えシステムの手動リカバリ

次の手順で,1:1系切り替えシステムを手動でリカバリしてください。

  1. データベースを再起動するなどして,タイムアウトした原因を解消します。

  2. 待機系のホストの対象リソースをオンラインにします。

(2) UNIXの場合

データベースを再起動するなどして,タイムアウトした原因を解消してください。