17.1 LoginInfoManagerクラス
- 説明
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J2EEサーバに設定したユーザとパスワードを使って,セキュリティ認証を実行します。
セキュリティ認証を実行するJ2EEサーバについて説明します。
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ejbserver.security.service.urlプロパティを指定している場合
セキュリティ認証は,ejbserver.security.service.urlプロパティに指定したCORBAネーミングサービスに接続しているJ2EEサーバのうち,ejbserver.serverNameプロパティで指定したサーバ名称と一致するJ2EEサーバで実行されます。
ejbserver.security.service.urlプロパティは,java.naming.provider.urlプロパティに指定したCORBAネーミングサービスに接続していないJ2EEサーバでセキュリティ認証を実行する場合に,指定してください。
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ejbserver.security.service.urlプロパティを指定していない場合
セキュリティ認証は,java.naming.provider.urlプロパティに指定したCORBAネーミングサービスに接続しているJ2EEサーバのうち,ejbserver.serverNameプロパティで指定したサーバ名称と一致するJ2EEサーバで実行されます。
JNDIラウンドロビン検索機能やCTM連携機能などを使った負荷分散構成の場合は,セキュリティ認証を実行できるJ2EEサーバが複数存在することになります。この場合,構成するJ2EEサーバすべてに同じユーザ,および同じロールの情報を設定した上で,セキュリティ認証用のJ2EEサーバを一つ決定してください。
各プロパティの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「12. Javaアプリケーションで使用するファイル」を参照してください。EJBクライアントアプリケーションでのセキュリティの実装方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「3.6 EJBクライアントアプリケーションでのセキュリティの実装」を参照してください。
LoginInfoManagerクラスのパッケージ名は,com.hitachi.software.ejb.security.base.authenticationです。
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- メソッド一覧
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メソッド名
機能
LoginInfoManagerオブジェクトを取得します。
J2EEサーバにログインします。
J2EEサーバからログアウトします。
- 注意事項
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LoginInfoManagerクラスのメソッドを使用する場合は次の点に注意してください。
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LoginInfoManagerクラスのメソッドは,EJBクライアントアプリケーションから発行することを推奨しています。JSP,サーブレット,またはEJB内から発行した場合,RunAs機能によって設定した情報が,リクエスト単位で削除されます。
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loginメソッドを発行してJ2EEサーバを呼び出したあとは,必ずlogoutメソッドを発行してください。
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loginメソッドおよびlogoutメソッドを入れ子で発行しないでください。logoutメソッドを発行しないでloginメソッドを連続で発行すると,1回目のloginメソッドで指定した情報が2回目のloginメソッドによって上書きされます。
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- 〈この節の構成〉