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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編


16.2.9 <ua:login/>タグ

〈この項の構成〉

(1) 説明

指定したJAASコンフィグレーション・エントリを使用してログインします。このとき,HTTPリクエストオブジェクトに,com.cosminexus.admin.auth.nameパラメタおよびcom.cosminexus.admin.auth.passwordパラメタが設定されている必要があります。また,<ua:login/>タグに対応した<ua:logout/>タグが記述されていない場合は,セッション切断時に暗黙的にログアウトします。

(2) タグ属性

タグ属性を次の表に示します。

表16‒10 タグ属性(<ua:login/>タグ)

タグ属性

説明

要否

C/R

id="id"

idにJAAS LoginContextクラスのインスタンスを識別する識別子を指定します。さらに,idはこのインスタンスを参照するスクリプト変数の変数名としても利用されます。このインスタンスはセッションスコープを持ちます。つまり,同一セッションに参加する異なるJSPページで参照できます。ここで使用する識別子は,すべてのスコープで一意の識別子にする必要があります。

javax.security.auth.login.LoginContext

C

entry="JAAS entry"

JAAS entryにJAASコンフィグレーションファイルのエントリ名を指定します。

R

attrFile="attrFile"

attrFileにユーザ管理リポジトリから取得する属性を記述したファイルのファイル名を指定します。ファイルの形式については,シングルサインオン用認証情報のCSV形式ファイルを参照してください。シングルサインオン用認証情報のCSV形式ファイルについては,「14.3 シングルサインオン用認証情報のCSV形式ファイル」を参照してください。

R

attrEntName="attrEntName"

attrEntNameに<ua:attributeEntries>タグのidタグ属性で指定した識別子を指定します。

R

excepId="excepId"

excepIdにログイン処理中に発生した例外のインスタンスを識別する識別子を指定します。このインスタンスはexcepScopeタグ属性で指定されたスコープを持ちます。ここで使用する識別子は,すべてのスコープで一意の識別子にする必要があります。excepIdタグ属性を省略した場合は,ログイン処理中に発生した例外はJspException例外として<ua:login/>タグの外側に伝わります。

C

excepScope="scope"

scopeにexcepIdタグ属性で指定したスクリプト変数のスコープを指定します。指定できる値は,"page","request","session","application"のどれかです。それぞれの値の意味は,<jsp:useBean/>タグを参照してください。excepScopeタグ属性を省略した場合は,"page"を仮定します。

C

(凡例)

○:必要です。

△:任意です。

−:該当しません。

C:タグ属性の値をJSPコンパイル時に評価します。

R:タグ属性の値を実行時に評価します。

注※

指定する場合はどちらかを指定します。