15.15　SSODataListenerインタフェース

説明

シングルサインオン用認証情報が更新されたときに，更新が通知されるシングルサインオン用認証情報リスナクラスが実装しなければならないインタフェースです。シングルサインオン用認証情報の更新に同期して他システムの認証情報を更新したい場合，このインタフェースを実装したクラスを作成してください。作成したクラスのインスタンス（オブジェクト）をLdapSSODataManagerオブジェクトにaddSSODataListenerメソッドで登録してください。

SSODataListenerインタフェースのパッケージ名は，com.cosminexus.admin.auth.api.repository.eventです。

SSODataListenerインタフェースのメソッドはLdapSSODataManagerクラスのメソッドから呼び出されます。このとき，パラメタとしてSSODataEventオブジェクトが渡されます。

SSODataListenerインタフェースの各メソッドが呼び出されるタイミング（呼び出すLdapSSODataManagerクラスのメソッド）と，パラメタで渡されるSSODataEventオブジェクトに格納される値の内容を，次の表に示します。

表15‒2　SSODataEventオブジェクトに格納される値
呼び出すLdapSSODataManagerクラスのメソッド	呼び出されるSSODataListenerインタフェースのメソッド	SSODataEventオブジェクトに格納される値
呼び出すLdapSSODataManagerクラスのメソッド	呼び出されるSSODataListenerインタフェースのメソッド	ユーザID	SecretData	PublicData	変更前のSecretData	変更前のPublicData
addSSODataメソッド	ssoDataAddedメソッド	○	○	○	−	−
modifySSODataメソッド	ssoDataModifiedメソッド	○	○	○	○	○
removeSSODataメソッド	ssoDataRemovedメソッド	○	○	○	−	−

（凡例）

○：格納されます。

−：格納されません。

　

ssoDataAddedメソッド，ssoDataModifiedメソッド，およびssoDataRemovedメソッドの各メソッドで問題が発生した場合，問題の原因がわかるメッセージが格納されたChangeDataFailedException例外をスローするように，クラスを作成してください。LdapSSODataManagerのメソッド呼び出し元には，それらの例外オブジェクトが格納されたSSODataListenerException例外が発生します。

形式

interface SSODataListener extends java.util.EventListener
{
  public void ssoDataAdded(SSODataEvent event)
    throws ChangeDataFailedException;
  public void ssoDataModified(SSODataEvent event)
    throws ChangeDataFailedException;
  public void ssoDataRemoved(SSODataEvent event)
    throws ChangeDataFailedException;
}

メソッド一覧

メソッド名	機能
ssoDataAddedメソッド	シングルサインオン用認証情報が追加されたときに呼び出されます。
ssoDataModifiedメソッド	シングルサインオン用認証情報が変更されたときに呼び出されます。
ssoDataRemovedメソッド	シングルサインオン用認証情報が削除されたときに呼び出されます。

〈この節の構成〉

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