11.4.5 ユーザエントリの作成
[ユーザエントリの作成]画面を次の図に示します。
(1) 機能概要
ツリーペインで選択されているレルムにユーザエントリを作成します。指定できる文字列および長さについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「7.5.3 「リポジトリ管理」での規則」を参照してください。
(2) 表示手順
画面の表示手順を次に示します。
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運用管理ポータルで[リポジトリ管理]アンカーをクリックします。
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ツリーペインで[レルム管理]−[<レルム名>]をクリックします。
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[ユーザエントリの作成]タブをクリックします。
(3) 操作手順
画面での操作手順を次に示します。
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[ユーザID],[パスワード]などを指定します。
属性値やユーザIDを指定する場合,項目を指定したあとに[追加]ボタンをクリックします。
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[作成]ボタンをクリックします。
エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。
(4) 画面詳細
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- ユーザID(必須)
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ユーザIDを指定します。ユーザIDには,各レルムで一意な文字列を指定してください。指定は必須です。
- パスワード
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パスワードを指定します。画面では「*」で表示されます。
- パスワード(再入力)
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指定したパスワードを確認するために,パスワードを再度指定します。
- 属性名
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「11.4.3 ユーザエントリのスキーマ定義」の[任意属性の設定]で定義した属性の表示名が表示されます。
- 属性値
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属性名に対応する属性値を指定します。
属性値を追加する場合は,メニューから属性名を選択し,属性値を指定して[追加]ボタンをクリックします。一つの属性名に複数の属性値が設定できます。属性値を削除する場合は,削除する属性値の[削除]ボタンをクリックします。属性値を変更する場合は,該当属性を一度削除し,変更後の属性を追加してください。
- [追加]ボタン
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[属性名]および[属性値]で指定した内容を有効にします。
- [削除]ボタン
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[属性名]および[属性値]に指定されている内容を削除します。
- Single Sign-Onを使用する。
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このチェックボックスをチェックした場合,該当ユーザのシングルサインオンの情報が更新されます。チェックしない場合は,シングルサインオンの情報が指定されていても更新されません。
- publicData
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シングルサインオン用認証情報の非暗号化データを指定します。指定は任意です。
- secretData
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シングルサインオン用認証情報の暗号化データが「*」で表示されます。このフィールドは,自動的にパスワードと同期するため,指定はできません。
- マッピング
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シングルサインオンを使用する場合に,接続先のレルム名とユーザIDを指定します。選択できるレルムは,シングルサインオン情報リポジトリにある,統合ユーザ管理フレームワークが推奨するDIT構成に準拠したレルムです。指定は任意です。指定する場合は,接続先レルム名とユーザIDを指定して,[追加]ボタンをクリックします。削除する場合は,削除するユーザIDの[削除]ボタンをクリックします。
- 接続先レルム名
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接続先のレルム名をメニューから選択します。
- ユーザID
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接続先のレルムのユーザIDを指定します。
- [追加]ボタン
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[接続先レルム名]および[ユーザID]で指定した内容を有効にします。
- [削除]ボタン
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[接続先レルム名]および[ユーザID]に指定されている内容を削除します。
- [作成]ボタン
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指定した内容でユーザエントリを作成します。