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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編


9.4.1 Enterprise Beanのメソッドパーミッション

メソッドパーミッションの設定方法について説明します。メソッドパーミッションの定義では,セキュリティロールによるアクセス制御を定義します。すべてのユーザにアクセス権限を与えることや,どのユーザにもアクセス権限を与えないこともできます。

メソッドパーミッションを設定できるメソッドは次のとおりです。

なお,次に示すメソッドにパーミッションを設定しても使用されません。これらのメソッドのアクセス権限チェックには,コンポーネントインタフェースのremoveメソッドに設定したメソッドパーミッションが使用されます。

〈この項の構成〉

(1) 編集する属性ファイル

次のEnterprise Beanの種類に対応する属性ファイルを編集します。

(2) 編集する属性ファイルの取得と属性の設定

(3) 編集する属性設定項目

セキュリティの定義(メソッドパーミッション)の設定項目(<method-permission>)を次に示します。

項目

必須

対応するタグ名

説明

<description>

ロール名

<role-name>

メソッド認証有無

<unchecked>

メソッドの説明

<method> - <description>

インタフェース種別

<method> - <intf>

メソッド名

<method> - <name>

(凡例) △:任意

注 セキュリティの定義(メソッドパーミッション)の設定項目(<method-permission>)は,アノテーションで設定している場合,変更できません。

注※ セキュリティ管理をする場合,ロール名とメソッド認証有無は,次のように,どちらか一つ設定します。

  • セキュリティロールによるアクセス権限を設定する場合

    ロール名(<role-name>)を指定します。

  • すべてのユーザにアクセス権限を与える場合

    メソッド認証有無(<unchecked>)を指定します。

どのユーザにもアクセス権限を与えない場合は,<method-permission>で指定するのではなく,<exclude-list>の下の<method>にアクセス権を与えないメソッドの情報を指定します。

プロパティの設定項目については,次の個所を参照してください。