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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編


6.2.4 認証機能を併用するときの注意

ここでは,Webコンテナの認証機能と,Webサーバの認証機能を併用するときの注意について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 認証の順序

Webコンテナが提供する認証機能とWebサーバの認証機能を併用した場合,次の順序で認証が実施されます。

  1. Webサーバでの認証

  2. Webコンテナでの認証

なお,Webサーバの認証機能とは,Webサーバの基本認証,SSLのサーバ認証,SSLのクライアント認証を指します。Web認証機能の併用とは,Webコンテナが提供する認証機能を使用している場合に,Webサーバの基本認証,SSLのサーバ認証,SSLのクライアント認証のどれか一つ以上を使用していることを指します。

HTTP Serverのユーザ認証機能,およびアクセス制御機能については,マニュアル「HTTP Server」を参照してください。

(2) Webサーバの基本認証とWebコンテナのBasic認証を併用するときの注意

Webサーバの基本認証とWebコンテナのBasic認証を併用した場合は,Webサーバで認証されたユーザ名とパスワードがWebコンテナに引き継がれます。このため,WebサーバとWebコンテナには,共通のユーザ情報を定義する必要があります。

なお,Webサーバの認証後,Webコンテナでの認証の状況によっては,Webコンテナの動作が異なります。Webコンテナでの動作について次に示します。

(3) WebサーバにMicrosoft IISを使用している場合の注意

Webコンテナの認証を使用する場合,Microsoft IISで提供する次の認証機能には制限があります。