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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編


5.16.1 コマンドによる登録

Application Serverが提供するコマンドとLDAPディレクトリサーバが提供するコマンドを使用してユーザ情報を登録する場合の手順を次に示します。

  1. ユーザ情報を,LDIFファイルに記述します。

  2. convpwコマンドでLDIFファイル中のパスワードを暗号化します。

    LDIFファイル中に指定されたパスワードが暗号化されます。convpwコマンドについては,「convpw(パスワードの暗号化)」を参照してください。

  3. 暗号化したLDIFファイルを,LDAPディレクトリサーバが提供するldapmodifyコマンドでユーザ情報リポジトリに登録します。

また,LDAPディレクトリサーバが提供するGUIでユーザ情報を登録できる場合もあります。詳細については,使用しているLDAPディレクトリサーバのマニュアルを参照してください。

統合ユーザ管理のLDAPサーバにIBM Tivoli Directory Serverを使用する場合,サフィックスDNを登録しただけではユーザが登録できません。ユーザ登録で使用するLDIFファイルの先頭に,例のようなコードを追加してldapmodifyコマンドを実行してください。

(例)サフィックスDNに「o=apsm.com」を追加した場合
dn: o=apsm.com
objectclass: top
objectclass: organization
o: apsm.com