4.6.2　運用上の前提条件

セキュアなシステムを構築するための運用上の前提条件を次に示します。

運用上の前提条件には，作業手順書，システム管理，システム運用，およびシステム監査に関する前提条件があります。それぞれの前提条件を次に示します。

作業手順書に関する前提条件: システムの構築手順は「システム構築手順書」に，システムの運用手順は「システム運用手順書」に，システムの操作手順は「エンドユーザ操作手順書」に記載されていること。
システム管理に関する前提条件: システムが稼働するために必要なサーバエリア内のハードウェア，ソフトウェア，およびJ2EEアプリケーションは，「システム構築手順書」に従ってシステム管理者が構築・設定すること。また，システム管理者は，信頼できる者が担当すること。
システム運用に関する前提条件: システムが稼働するために必要な，サーバエリア内のハードウェア，ソフトウェア，およびJ2EEアプリケーションは，システム運用者が運用すること。
システム監査に関する前提条件: システム監査を実施する監査者は，信頼できる者が担当すること。