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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編


7.5.2 オブジェクトのライフサイクルと状態遷移

Explicitメモリブロックに配置するオブジェクトのライフサイクルと状態遷移について説明します。

Explicitメモリブロックに配置したオブジェクトは,生存期間に基づいて,明示管理ヒープ機能APIを使用して明示的に生成,解放する必要があります。オブジェクトの生存期間および寿命は,アプリケーションの処理によって異なります。

Explicitメモリブロックに配置するオブジェクトのライフサイクルを次の図に示します。

図7‒8 Explicitメモリブロックに配置するオブジェクトのライフサイクル

[図データ]

オブジェクトは,直接Explicitメモリブロックに生成されます。その後,明示管理ヒープ機能APIによってExplicitメモリブロックの解放が実行されると,状態によって,破棄されるかまたはJavaヒープに移動されます。解放処理実行時の動作については,「7.8.2 自動解放機能が無効な場合のExplicitメモリブロックの解放処理」を参照してください。