Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


付録D.21 CJMSプロバイダサービス無応答時の解析

CJMSプロバイダのサービス無応答時の解析手順を次の図に示します。

図D‒20 CJMSプロバイダサービス無応答時の解析手順

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) プロセス前提条件

(2) 実行に必要な情報および補足説明

(A1)などの記述は,図中の記述と対応しています。

(A1)

PRFトレースを採取します。

(A2)

J2EEサーバのスレッドダンプを採取します。

(A3)

<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/server/public/ejb/<サーバ名>/logs下のログを確認し,障害を切り分けます。

(A4)

CJMSPブローカーのスレッドダンプを採取します。

Windowsの場合

CJMSPブローカーのスレッドダンプの取得方法は二つあります。

  • JavaVMのコマンドjheapprofを使用します。

    このコマンドの使用方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「jheapprof(クラス別統計情報付き拡張スレッドダンプの出力)」を参照してください。

  • CJMSPブローカーを起動しているコマンドプロンプト上で[Ctrl]+[Break]キーを入力します。

    この場合,スレッドダンプを取得したあとにCJMSPブローカーを停止すると,「バッチジョブを終了しますか(Y/N)?」と表示されます。その際,「N」を指定してください。

UNIXの場合

killコマンドを使用します。

実行例

kill -3 <プロセスID>
(A5)

<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/server/public/ejb/<サーバ名>/logs/cjms/<コネクタ名>下のログを確認して,障害を切り分けます。

(A6)

<VAR_HOME>/instances/<インスタンス名>/log下のログを確認して,障害を切り分けます。

(A7)

付録D.24 CJMSプロバイダサービス無応答時の回復」の手順に従って,CJMSプロバイダのサービスを回復します。