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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


18.8.9 JSPのリロード

JSPを更新した場合には,JSPの再コンパイル,またはクラスファイルの監視によって更新が検知され,JSPがリロードされます。JSPのリロード方法を次に示します。

JSPのリロード方法の差異を次の表に示します。

表18‒16 JSPのリロード方法の差異

項目

JSPの再コンパイルによるリロードの場合

クラスファイルの監視によるリロードの場合

JSPの事前コンパイル機能使用の有無

JSP事前コンパイル機能は無効となります。

JSP事前コンパイル機能は有効となります。

更新検知の対象ファイル

  • JSPファイル

  • タグファイル

  • JSPファイルまたはタグファイルが依存するファイル

  • JSP事前コンパイルで生成されたクラスファイル

更新検知後の処理

ファイルをコンパイルし,リロードします。

クラスファイルをリロードします。

注※ Webコンテナにロードされていないファイル,または更新検知の対象ではないファイルを更新しても検知されません。

どちらのリロード方法の場合でも,ファイルの更新を検知するために,JSPの更新検知インターバルとJSPの構成ファイル更新用インターバルを指定できます。更新検知インターバルについては,「18.8.6 J2EEアプリケーションの更新検知インターバル」を参照してください。構成ファイル更新用インターバルについては,「18.8.7 J2EEアプリケーションの構成ファイル更新用インターバル」を参照してください。

注意事項

ロード済みのJSPの破棄のタイミング,およびJSPのリロード機能の監視対象について

Webアプリケーションのリロード機能とJSPのリロード機能を併用した場合にWebアプリケーションのリロード機能が実行されたとき,ロード済みのJSPが破棄されます。また,JSPのリロード機能の監視対象はWebアプリケーションのリロード機能実行時にロードされたJSPファイルだけになります。

WebコンテナおよびWebアプリケーションの再起動をしたとき,ロード済みのJSPが破棄されます。また,JSPのリロード機能の監視対象はWebアプリケーションの開始後にロードされたJSPファイルだけになります。