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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


17.6.3 サーバ管理コマンドを使用した定義の参照と更新

アノテーションで定義した要素は,サーバ管理コマンドのcjgetapppropコマンドまたはcjgetrespropコマンドを使用して参照できます。また,一部の定義はcjsetapppropコマンドまたはcjsetrespropコマンドを使用して更新できます。

〈この項の構成〉

(1) アノテーションで定義した要素を参照・更新した場合の動作

サーバ管理コマンドを使用してアノテーションで定義した要素を参照・更新した場合の動作について次の表に示します。動作は,DDがある場合とない場合で異なります。

表17‒17 サーバ管理コマンドを使用してアノテーションで定義した要素を参照・更新した場合の動作

要素の種類

cjgetapppropまたはcjgetrespropによる参照

cjsetapppropまたはcjsetrespropによる更新

DDがある場合

DDで定義した要素

DDで定義した内容が出力されます。

DDの内容が更新されます。

アノテーションで定義した要素

アノテーションで定義した内容が出力されます。

更新はできません。

アノテーションの定義をDDで上書きした要素

アノテーションとDDの定義をマージした結果が出力されます。

「(2) サーバ管理コマンドによる定義の更新」を参照してください。

DDがない場合

アノテーションで定義した要素

アノテーションで定義した内容が出力されます。

更新はできません。

(2) サーバ管理コマンドによる定義の更新

cjsetapppropコマンドまたはcjsetrespropコマンドを使用してアノテーションで定義した属性を上書き更新できるかどうかは,更新する情報がどこに定義されているかによって異なります。

定義されている場所と上書き可否の対応を次の表に示します。

表17‒18 定義されている場所と上書き可否の対応

定義されている場所

上書き可否

DDだけに定義されている要素

アノテーションだけに定義されている要素

不可

アノテーションの定義をDDで上書きされている要素

注※ 更新後にアプリケーションをエクスポートした場合,エクスポートしたアプリケーションに含まれるWARファイル内のDD(web.xml)に,アノテーションとDDで定義した内容がマージされて出力されます。展開ディレクトリ形式のアプリケーションの場合は,<WARディレクトリ>/WEB-INF/web.xmlに,アノテーションとDDで定義した内容がマージされて出力されます。