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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


17.5.3 DDでの定義(モジュール単位の設定)

Servlet 2.5以降のモジュールに対するアノテーション参照抑止機能の定義は,web.xmlに指定します。なお,EJB 3.0以降の場合,<ejb-jar>タグのmetadata-complete属性にはfalseだけが指定できます。

DDでのアノテーション参照抑止機能の定義について次の表に示します。

表17‒13 DDでのアノテーション参照抑止機能の定義

項目

DDの種類

指定するタグおよび属性

設定内容

Servlet 2.5以降

web.xml

<web-app>タグのmetadata-complete属性

アノテーション参照を抑止する場合はtrueを設定します。

アノテーションを参照する場合はfalseを設定します。

web.xmlでmetadata-complete属性を使用しても,CDIアノテーションの参照は抑止しません。

EJB 3.0以降

ejb-jar.xml

<ejb-jar>タグのmetadata-complete属性

アノテーションを参照する場合はfalseを設定します。

設定例を次に示します。

設定例(Servlet 2.5の場合)
<web-app metadata-complete="true"
  xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/javaee"
  xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
  xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/javaee http://java.sun.com/xml/ns/javaee/web-app_2_5.xsd"  version="2.5">
  :
</web-app>

背景色付きの太字の部分がアノテーション参照抑止機能の設定です。

DDのmetadata-complete属性の指定を省略した場合,またDDを省略した場合は,metadata-complete属性にfalseを指定した場合と同様に動作します。