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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


7.17.3 CJMSPブローカーの状態の確認

ここでは,CJMSPブローカーの状態遷移および状態の確認方法について説明します。CJMSPブローカーには,3種類の状態があります。コマンドの実行などによって状態が遷移します。

CJMSPブローカーの状態は,cjmsicmd list bkrコマンドを使用して確認できます。詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjmsicmd list bkr(CJMSPブローカーの一覧表示)」を参照してください。

コマンド実行によるCJMSPブローカーの状態遷移を次に示します。

図7‒14 CJMSPブローカーの状態遷移

[図データ]

表7‒13  CJMSPブローカーの状態

CJMSPブローカーの状態

説明

OPERATING

CJMSPブローカーがメッセージを処理できる状態です。

cjmsbrokerコマンドによってCJMSPブローカーを起動するとこの状態になります。なお,OPERATINGの状態のCJMSPブローカーに対してcjmsicmd pause bkrコマンドを実行した場合,状態は変わりません。

SHUTDOWN_STARTED

CJMSPブローカーが停止処理(シャットダウン)を開始した状態です。直後または数分後に,CJMSPブローカーはシャットダウンされます。

cjmsicmd shutdown bkrコマンドを実行するとこの状態になります。

SHUTDOWN_COMPLETE

CJMSPブローカーの停止(シャットダウン)処理が完了した状態です。すべてのリソースは解放されています。CJMSPブローカーがシャットダウンされるかどうかは,実行中のプロセスがあるかどうかに依存します。

cjmsicmd shutdown bkrコマンドを実行するとこの状態になります。