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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


7.12 DDでの定義

この節では,Message-driven BeanのDDで定義する項目について説明します。

Message-driven BeanのDDでは,<activation-config>タグ下の属性で次の表に示す項目を設定します。

表7‒10 <activation-config>タグ下の属性で指定する項目

属性

データ型

指定可能値

省略値

説明

destination

String

Message-driven Beanにメッセージを送信する,送信先の名称を指定します。この属性には,CJMSPリソースアダプタの管理対象オブジェクトのNameに設定した名称を設定してください。

destinationType

String

  • javax.jms.Queue

  • javax.jms.Topic

送信先の種類として,キュー(javax.jms.Queue)またはトピック(javax.jms.Topic)を指定します。

messageSelector

String

受信するメッセージを選択するためのメッセージセレクターを指定します。

subscriptionName

String

永続化サブスクライバーの名称を指定します。

subscriptionDurability属性に「Durable」を指定した場合は,必ず指定してください。

subscriptionDurability

String

  • Durable

  • NonDurable

NonDurable

永続化サブスクライバーにするかどうかを指定します。

永続化サブスクライバーにする場合は「Durable」,しない場合は「NonDurable」を指定します。

この属性は,destinationType属性に「javax.jms.Topic」を指定した場合にだけ有効になります。

また,「Durable」と指定した場合,次の属性も必ず指定してください。

  • subscriptionName

  • clientId

clientId

String

CJMSPブローカーに接続するための永続化サブスクライバーの識別子を指定します。

subscriptionDurability属性に「Durable」を指定した場合は,必ず指定してください。

acknowledgeMode

String

  • Auto-acknowledge

  • Dups-ok-acknowledge

Auto-acknowledge

確認応答モードを指定します。指定するモードの詳細はJMS仕様を参照してください。

endpointExceptionRedeliveryAttempts

Integer

1〜2147483647

6

メッセージ配信中に例外が発生した場合に再配信する回数を指定します。

sendUndeliverableMsgsToDMQ

Boolean

  • true

  • false

true

Message-driven Beanが実行時例外をスローした場合で,再配信した回数がendpointExceptionRedeliveryAttempts属性に指定した回数を超えたときに,配信されなかったメッセージをデッドメッセージキューに登録するかどうかを指定します。

登録する場合は「true」,しない場合は「false」を指定します。

「false」を指定した場合,該当するメッセージはCJMSPブローカーによって,有効なコンシューマーに再配信されます(再度同じMessage-driven Beanに配信される場合もあります)。

endpointPoolMaxSize

Integer

1〜2147483647

1

エンドポイントのプールの最大値を指定します。

endpointPoolSteadySize

Integer

0〜2147483647

1

エンドポイントのプールの最小値を指定します。

endpointExceptionRedeliveryInterval

Integer

1〜2147483647

500

例外が発生した場合にエンドポイントにメッセージを再配信する間隔をミリ秒で指定します。

(凡例)

−:指定可能値の制限または省略値はなし