Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


7.10.2 Message-driven Beanを呼び出す流れ

メッセージの送信元となるアプリケーションにとって,Message-driven Beanはメッセージのコンシューマーです。アプリケーションからMessage-driven Beanにとってのメッセージリスナである送信先にメッセージを送信すると, Message-driven Beanがメッセージを受け取り,コンシューマーとして処理を実行します。

メッセージが到着すると,Message-driven Beanのメッセージリスナメソッドであるjavax.jms.MessageListener#onMessageメソッドがJ2EEコンテナによって呼び出されます。メッセージリスナメソッドに含まれるビジネスロジックによって,処理が実行されます。

Message-driven Beanを動作させる流れを次の図に示します。

図7‒12 Message-driven Beanを動作させる流れ

[図データ]

なお,送信元のJ2EEアプリケーションのJNDI名前空間には,Message-driven Beanを動作させるための送信先が設定されている必要があります。

Message-driven Beanと送信先であるキューまたはトピックは,Message-driven Beanを含むJ2EEアプリケーションをJ2EEサーバにデプロイしたときに関連づけられます。