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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


4.9.3 グローバルトランザクションへのMessage-driven Bean(サービス)の参加条件

OpenTP1のアプリケーションプログラムが開始したトランザクションに,アプリケーションサーバのMessage-driven Bean(サービス)が参加できる条件は二つあります。それぞれについて説明します。

アプリケーションサーバのライトトランザクション機能が無効な場合

ライトトランザクション機能が無効な場合,Message-driven Bean(サービス)はグローバルトランザクションに参加できます。一方,ライトトランザクション機能が有効になっている場合,アプリケーションサーバのトランザクションマネージャを使用できません。このため,ライトトランザクション機能が有効な場合にTP1インバウンドアダプタがOpenTP1からトランザクショナルRPCを受信したときは,エラーメッセージ(KDJE58363-E)を出力し,OpenTP1がRPCエラー(DCRPCER_TRNCHK_EXTEND(-372))を返します。

Message-driven Bean(サービス)のトランザクション属性がRequiredの場合

OpenTP1のトランザクションに参加できるMessage-driven Bean(サービス)について次の表に示します。

表4‒11 OpenTP1のトランザクションに参加できるMessage-driven Bean(サービス)

Message-driven Bean(サービス)のトランザクションの設定

OpenTP1のトランザクションへの参加

タイプ

属性

CMT

Required

NotSupported

×

BMT

×

(凡例)

○:OpenTP1のトランザクションに参加できます。

×:OpenTP1のトランザクションに参加できません(Message-driven Bean(サービス)の呼び出しはできます)。この場合,OpenTP1ではノーアクセス最適化が適用されます。

−:該当しません。