3.19.3 システム運用時の注意事項
EJBクライアントアプリケーションでトランザクションを開始した場合に，運用時に注意することを次に示します。
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EJBクライアントアプリケーションの停止後に，アプリケーションサーバやリソースアダプタを停止できない場合は，未決着トランザクションがトランザクション内に残留しているおそれがあります。この場合，EJBクライアントアプリケーションを再起動して，グローバルトランザクションのリカバリ処理を実施してください。
なお，リカバリ処理は，EJBクライアントアプリケーション内で，再起動後にサービスの初期化処理を呼び出されることで実行されます。
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トランザクション処理中に障害などの理由でEJBクライアントマシンがダウンした場合は，EJBクライアントアプリケーションを再起動して，グローバルトランザクションのリカバリ処理を実施する必要があります。
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EJBクライアントアプリケーションで開始したトランザクションは，メソッドキャンセル機能を使用して強制決着させることはできません。
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サービスの初期化処理で例外が発生した場合，EJBクライアントアプリケーションの実行時のシステムプロパティなどが正しく設定されていないおそれがあります。例外メッセージに従って対処してください。
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EJBクライアントアプリケーションでトランザクションを開始した場合，JTAやOTSが出力する性能解析トレースにルートアプリケーション情報やクライアントアプリケーション情報が含まれません。リクエストをトレースする場合には，スレッドのハッシュコードやXIDの情報を使用してください。
また，トランザクションタイムアウトが発生した時に出力されるメッセージには，ルートアプリケーション情報の代わりに，トランザクションを開始したスレッドのハッシュコードが含まれています。この情報を使用してトレースすることもできます。