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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


2.6.1 別名を付けられる対象

ここでは,別名を付けられる対象について説明します。

別名は,Enterprise BeanまたはJ2EEリソースに付けられます。

〈この項の構成〉

(1) Enterprise Beanに対する別名

別名を付けられるのは,次のインタフェースを持つEnterprise Beanです。

なお,以降,リモートホームインタフェースとリモートビジネスインタフェースをあわせて,リモートインタフェースといいます。また,ローカルホームインタフェースとローカルビジネスインタフェースをあわせてローカルインタフェースといいます。

参考

リモートインタフェースとローカルインタフェースの別名は,異なる属性として設定します。詳細は,「2.6.5 Enterprise Beanの別名の設定」を参照してください。

(2) J2EEリソースに対する別名

別名を付与できるのは,次の表に示すJ2EEリソースです。

表2‒23 別名を付与できるJ2EEリソース

J2EEリソースの種別

別名付与の可否

リソースアダプタ

DB Connector

※1

DB Connector for Reliable Messaging

Reliable Messaging

※2

TP1 Connector

TP1/Message Queue - Access

※2

そのほかのリソースアダプタ

※3

メールコンフィグレーション

JavaBeansリソース

(凡例) ○:別名を付けられる

注※1 クラスタコネクションプール機能(互換機能)を使用する場合,メンバリソースアダプタには別名を付けられません。

注※2 属性ファイルの<resource-env-ref>に指定するjavax.jms.ConnectionFactoryオブジェクトに別名を付けられます。<resource-env-ref>に指定するjavax.jms.Destinationオブジェクトには別名を付けられません。

注※3 Connector 1.5仕様に準拠するリソースアダプタの場合,管理対象オブジェクトに別名は付与できません。