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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)


付録B.2 11-00での主な機能変更

〈この項の構成〉

(1) 導入・構築の容易性強化

導入・構築の容易性強化を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒4 導入・構築の容易性強化を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

開発環境のWindows Server対応

クラウド環境上にアプリケーション開発環境を構築できるよう,uCosminexus DeveloperのサポートOSにWindows Server OSを追加しました。

(2) 標準機能・既存機能への対応

標準機能・既存機能への対応を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒5 標準機能・既存機能への対応を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

Servlet 3.0/3.1への対応

Servlet 3.0の非同期サーブレット,およびServlet 3.1の非同期I/O系APIに対応しました。

機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

8.1

EL 3.0への対応

EL 3.0に対応しました。

機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

2.3.3

JSF 2.2への対応

JSF 2.2に対応しました。

機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

3章

JAX-RS 2,0への対応

JAX-RS 2.0に対応しました。

機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

4章

WebSocket 1.0への対応

WebSocket 1.0に対応しました。

機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

5章

NIO HTTPサーバ機能の追加

従来のリダイレクタ機能やインプロセスHTTPサーバ機能に代わり,非同期サーブレットやWebSocketなどのノンブロッキングI/O処理に対応したインプロセスのHTTPサーバとして,NIO HTTPサーバ機能を追加しました。

機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)

7章

JPA 2.1への対応

JPA 2.1に対応し,JPA 2.1対応のJPAプロバイダを利用できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

6章

CDI 1.2への対応

CDI 1.2に対応しました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

9章

BV 1.1への対応

Bean Validation 1.1に対応しました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

10章

Java Batch 1.0への対応

Batch Applications for the Java Platform (Java Batch) 1.0に対応しました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

11章

JSON-P 1.0への対応

Java API for JSON Processing(JSON-P) 1.0に対応しました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

12章

Concurrency Utilities 1.0への対応

Concurrency Utilities for Java EE 1.0に対応しました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

14章

WebSocket通信への対応

HTTP ServerからJ2EEサーバにWebSocket通信を中継する機能を追加しました。

HTTP Server

4.15

(3) 信頼性の維持・向上

信頼性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒6 信頼性の維持・向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

暗号化通信モジュールの変更

HTTP Serverの暗号化通信モジュールとしてmod_sslを採用しました。

HTTP Server

5章付録H

(4) そのほかの目的

そのほかの目的で変更した項目を次の表に示します。

表B‒7 そのほかの目的による変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

V9互換モードの追加

Version 9以前のJ2EEサーバから移行するユーザ向けに,Version 9との互換性を維持するためのV9互換モードを追加しました。

機能解説 保守/移行編

10.3.4