付録A.2 インストール手順
ここでは,Clientのインストール手順について説明します。
製品のインストールには,インストーラを使用します。
Clientのインストール手順を次に示します。
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Clientをインストールします。
インストール後のClientのディレクトリ構成については,「付録A.3 Clientのディレクトリ構成」を参照してください。
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環境変数を設定します。
Clientで設定が必要な環境変数については,「3.3.4 EJBクライアントアプリケーションの実行に必要な環境変数の設定」を参照してください。
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リソースの見積もりと設定をします。
Clientをインストールしたマシンで使用するリソースの見積もりと設定をします。使用するリソースの見積もりについては,次に示すマニュアルの個所を参照してください。
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J2EEアプリケーション実行基盤の場合
マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「5. 使用するリソースの見積もり(J2EEアプリケーション実行基盤)」
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バッチアプリケーション実行基盤の場合
マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「6. 使用するリソースの見積もり(バッチアプリケーション実行基盤)」
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インストールが完了したら,EJBクライアントアプリケーションを開始します。EJBクライアントアプリケーションの動作は,直接設定ファイルを編集したり,環境変数を設定したりして設定します。
EJBクライアントアプリケーションは,cjclstartapコマンドなどを使用して開始します。手順については,「3.3 EJBクライアントアプリケーションの開始」を参照してください。
- ポイント
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Clientを使用してEJBクライアント環境を構築する場合は,各ユーザ定義ファイルの格納ディレクトリは,「<Application Serverのインストールディレクトリ>\CCL」になります。
- 注意事項
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Windows環境では,ログの出力先としてC:\Program Files以下のディレクトリを指定している場合,EJBクライアントアプリケーションは,管理者特権で実行する必要があります。管理者特権のないユーザが,ログの出力先としてC:\Program Files以下のディレクトリを指定して,EJBクライアントアプリケーションを実行した場合には,ログは保存されません。この場合,ログは次に示すディレクトリに保存されます。
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\VirtualStore
管理者特権で実行する方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「1.6 Windows使用時の注意事項」を参照してください。