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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)


2.1 この章の構成

EJBコンテナは,Enterprise Beanの実行を制御し,Enterprise Beanに各種のサービスを提供する実行環境です。

EJBコンテナの機能と参照先を次の表に示します。

表2‒1 EJBコンテナの機能と参照先

機能

参照先

Enterprise Beanの実行

2.2

EJB仕様準拠のチェック

2.3

CMPフィールドとデータ型のマッピング

2.4

EJBコンテナのJNDI名前空間へのリファレンス登録※1

2.5

外部リソースとの接続

2.6

Enterprise Beanでのトランザクション管理※2

2.7

Entity Beanのキャッシュモデル

2.8

Enterprise Beanのプールの管理

2.9

Enterprise Beanへのアクセス制御

2.10

EJBコンテナでのタイムアウトの設定

2.11

Timer Serviceの機能

2.12

EJBのリモートインタフェースの呼び出し

2.13

EJBコンテナの通信ポートとIPアドレスの固定(TPBrokerのオプション)

2.14

インターセプタの使用

2.15

ローカルビジネスインタフェースの省略(No-Interface viewの利用)

2.16

Session Beanの非同期呼び出し

2.17

Session Synchronizationのアノテーションでの指定

2.18

Singleton Session Beanの利用

2.19

注※1

J2EEサービスのネーミング管理機能の利用によって実現します。管理機能の概要については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「2. ネーミング管理」を参照してください。

注※2

J2EEサービスのトランザクション管理機能の利用によって実現します。J2EEサービスのトランザクション管理の概要については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3. リソース接続とトランザクション管理」を参照してください。

なお,アプリケーションサーバで提供するEJBコンテナの機能には,JavaEEで規定された機能にアプリケーションサーバ独自の機能を拡張したものと,アプリケーションサーバ独自の機能として提供しているものがあります。アプリケーションサーバ独自の機能かどうかについては,「1. アプリケーションサーバの機能」を参照してください。

また,EJBクライアントで使用できる機能については,「3. EJBクライアント」を参照してください。