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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)


4.6 クラスパスの設定

アプリケーションサーバでは,JAX-RS 2.1はデフォルトでクラスパスに入っていません。JAX-RS 2.1を使用する場合は,J2EEサーバのusrconf.cfg(Javaアプリケーション用オプション定義ファイル)またはcjclstartapコマンドのusrconf.cfg(Javaアプリケーション用オプション定義ファイル)のadd.class.pathキーを使用して,次のJARファイルをクラスパスに追加する必要があります。

add.class.path=<cosminexus.home>/CC/javaee/1100/lib/jaxrs-impl.jar

また,JAX-RSのJSON ProviderとしてJSON-Bまたはアプリケーションサーバが提供するJacksonを使用する場合も,add.class.pathキーを使用して次のどちらかのJARファイルをクラスパスに追加する必要があります。両方のJARファイルを追加した場合は,JSON-Bが優先されます。

JSON-Bを使用する場合
add.class.path=<cosminexus.home>/CC/javaee/1100/lib/jaxrs-json-binding.jar
Jacksonを使用する場合
add.class.path=<cosminexus.home>/CC/javaee/1100/lib/jaxrs-jackson.jar

このJARファイルをクラスパスに追加しない場合は,ユーザ側で用意した任意のJSON Providerが使用可能となります。その場合,JAX-RSからJSON Providerを呼び出す処理は,JAX-RS仕様に従ってユーザアプリケーション側で実装する必要があります。