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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)


2.11.1 作成するスレッドの種類と数

Webコンテナが作成するスレッドを次の表に示します。

表2‒36 Webコンテナが作成するスレッド

スレッドの分類

参照先

リクエスト処理のためのスレッド

2.11.1(1)

Webアプリケーションのためのスレッド

2.11.1(2)

管理用コンテキストのためのスレッド

2.11.1(3)

〈この項の構成〉

(1) リクエスト処理のためのスレッド

リクエスト処理に使用するスレッドとして,Webコンテナが作成するスレッドとスレッド数を次に示します。

作成するスレッド

接続要求受付スレッド,ソケット状態監視スレッド,およびリクエスト処理スレッドを作成します。

スレッド数

J2EEサーバ起動時に,接続要求受付スレッドを1スレッド,ソケット状態監視スレッドを1〜2スレッド作成します。

リクエスト処理スレッドは,J2EEサーバ起動時に,usrconf.propertiesのwebserver.connector.nio_http.min_threadsキーに指定した数分のスレッドを作成します(webserver.connector.nio_http.min_threadsキーのデフォルトは10)。

同時実行スレッド数がJ2EEサーバ起動時に作成したスレッド数を超えた場合,webserver.connector.nio_http.max_threadsキーに指定した数を上限としてリクエスト処理スレッドを追加します(webserver.connector.nio_http.max_threadsキーのデフォルトは100)。

(2) Webアプリケーションのためのスレッド

Webアプリケーション単位に,セッションの有効期限監視スレッドを作成します。最小1スレッド,最大3スレッドです。

(3) 管理用コンテキストのためのスレッド

管理用コンテキストを二つ生成するため,2スレッド作成します。