Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム設計ガイド


5.1.3 データベースの使用リソース

DBMSの使用リソースの見積もりについて説明します。

プロセスごとに使用するメモリの見積もりについては,「5.3 プロセスごとに使用するメモリの見積もり」を参照してください。また,ディスク占有量については,Application ServerまたはDeveloperのリリースノートを参照してください。

DBMSの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表5‒8 DBMSの使用リソースの見積もり

DBMS

使用リソース

所要量

HiRDB

最大同時接続数(pd_max_users)

[図データ]

Oracle

最大同時接続数(SESSIONS)

[図データ]

注※1

nは,システム内のJ2EEサーバにデプロイするリソースアダプタの総和です。

注※2

Connector属性ファイルのMaxPoolSizeパラメタの値を指定します。

注※3

次に示す条件に当てはまる場合に,×2を行ってください。

  1. トランザクションサポートレベルにXATransactionを使用する。

  2. アプリケーションサーバが管理するトランザクション内でコネクションを使ってデータベースにアクセスする。

  3. 2.のトランザクションが決着する前に,トランザクション外でコネクションを使ってデータベースにアクセスする。

注※ このコネクションは1.のDB Connectorから取得したコネクションで,かつ同一コネクションです。

注※4

トランザクションサポートレベルにXATransactionを指定しているリソースアダプタの場合に,+1を行ってください。

注※5

+αの最大値は,使用するDB Connectorのコネクションプールの最大値の合計値になります。

この+αの値は,一時的にコネクションプールの最大値をオーバーするおそれのあるコネクションを指します。詳細を次に示します。

  • コネクションの障害検知機能を使用する場合

    コネクションの障害検知機能を使用する場合,コネクションプールから取り除いた未使用のコネクションは,コネクションプール内のコネクション数としてカウントされません。そのため,コネクションプール内のコネクションとコネクションプールから取り除いた未使用のコネクションの総和が,コネクションプールのコネクション数の最大値を一時的に超えることがあります。

  • cjclearpoolコマンドを使用する場合

    通常モードの場合,コネクションプールから取り除いた使用中のコネクションは,コネクション数としてカウントされません。そのため,コネクションプール内のコネクションとコネクションプールから取り除いた使用中のコネクションの総和がコネクションプールの最大値を超えることがあります。