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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム設計ガイド


2.4.3 バッチアプリケーション

バッチアプリケーションとは,バッチ処理を実装したJavaアプリケーションです。バッチアプリケーションは,一つのバッチサーバにつき一つ実行できます。

バッチアプリケーションを開始するには,アプリケーションサーバで提供しているバッチ実行コマンドを使用します。バッチサーバでは,バッチ実行コマンドによるバッチアプリケーションの実行リクエストを受けて,バッチアプリケーションを開始します。JP1/AJSと連携すると,バッチ実行コマンドをJP1のジョブとして定義できるので,バッチアプリケーションの自動実行ができます。

また,バッチアプリケーションのスケジューリング機能を使用すると,バッチアプリケーションの実行リクエストはスケジュールキューによって制御され,自動的にバッチサーバへ振り分けられます。複数のバッチアプリケーションを同時に開始したい場合に,バッチアプリケーションのスケジューリング機能を使用すると,バッチサーバの数や,どのバッチサーバで実行するかを意識する必要がありません。なお,バッチアプリケーションのスケジューリング機能を使用しない場合には,バッチアプリケーションごとにバッチサーバを用意してください。

バッチアプリケーションの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「2. バッチサーバによるアプリケーションの実行」を参照してください。