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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


付録D 運用管理ポータルの操作で失敗したときの対処方法

運用管理ポータルの操作で失敗を示すメッセージやログが画面に表示された場合は,メッセージを確認して障害要因を取り除いてから,操作を再実行する必要があります。運用管理ポータルの操作で失敗したときの対処手順を次に示します。

  1. [ログの表示]タブをクリックして,[ログの表示]画面に出力されるエラーメッセージの時刻を確認します。

  2. 次のログファイルを参照して,手順1.で確認した時刻に対応するエラーメッセージの内容を確認して障害要因を特定します。

    確認対象のログファイルを次の表に示します。なお,ログファイル内のメッセージは,時刻の古い順に出力されます。メッセージについは,マニュアル「アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」を参照してください。

    表D‒1 確認対象のログファイル

    分類

    確認対象

    ファイル名

    サーバ管理コマンド

    稼働ログ

    • Windowsの場合

      <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\admin\logs\cjmessage[n].log

    • UNIXの場合

      /opt/Cosminexus/CC/admin/logs/cjmessage[n].log

    障害発生時の例外情報

    • Windowsの場合

      <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\admin\logs\cjexception[n].log

    • UNIXの場合

      /opt/Cosminexus/CC/admin/logs/cjexception[n].log

    J2EEサーバ

    稼働ログ

    • Windowsの場合

      <ejb.server.log.directory>※1\cjmessage[n].log

    • UNIXの場合

      <ejb.server.log.directory>※1/cjmessage[n].log

    障害発生時の例外情報

    • Windowsの場合

      <ejb.server.log.directory>※1\cjexception[n].log

    • UNIXの場合

      <ejb.server.log.directory>※1/cjexception[n].log

    Webサーブレットログ

    • Windowsの場合

      <ejb.server.log.directory>※1\web_servlet[n].log

    • UNIXの場合

      <ejb.server.log.directory>※1/web_servlet[n].log

    ユーザ出力ログ

    • Windowsの場合

      <ejb.server.log.directory>※1\user_out[n].log

    • UNIXの場合

      <ejb.server.log.directory>※1/user_out[n].log

    ユーザエラーログ

    • Windowsの場合

      <ejb.server.log.directory>※1\user_err[n].log

    • UNIXの場合

      <ejb.server.log.directory>※1/user_err[n].log

    JavaVMの保守情報およびGCのログ

    • Windowsの場合

      <ejb.server.log.directory>※1\javalog[nn].log

    • UNIXの場合

      <ejb.server.log.directory>※1/javalog[nn].log

    エラーリポートファイル(Windowsの場合)※2

    <作業ディレクトリ>\ejb\<サーバ名>\hs_err_pid<サーバプロセスのプロセスID>.log

    注※1 <ejb.server.log.directory>は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,ejb.server.log.directoryパラメタで指定したディレクトリを指します。デフォルト値は,<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\server\public\ejb\<サーバ名称>\logsです。

    注※2 保守員に送付する資料です。

  3. 手順2.で特定した障害要因を取り除いて,障害を回復します。