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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


3.4.3 ネットワークドライブへアクセスするときの制限事項(Windowsの場合)

Windows の場合,次の表に示す構成ソフトウェアは,ネットワークドライブへアクセスするときに制限が発生します。構成ソフトウェアごとの制限事項を次の表に示します。

また,Windows の仕様によって,サービスから起動するプログラムは,ネットワークドライブへのアクセスに制限がありますので,注意してください。

表3‒2 ネットワークドライブへアクセスするときの制限事項

構成ソフトウェア

制限事項

Component Transaction Monitor

Windowsのサービスを利用してComponent Transaction Monitorを起動する場合は,CTMSPOOL環境変数にネットワークドライブ上のパスを指定しないでください。

HTTP Server

HTTP Serverからネットワークドライブにアクセスできません。

Performance Tracer

Windowsのサービスを利用してPerformance Tracerを起動する場合は,PRFSPOOL環境変数にネットワークドライブ上のパスを指定しないでください。

Reliable Messaging

次に示すReliable Messagingのコンフィグレーションプロパティには,ネットワークドライブ上のファイルやディレクトリを指定しないでください。

  • QueueConfigFileName

  • QueueMakeFileName

  • RMTRTransferControlDir

TPBroker

ORB機能で使用する環境変数やプロパティに,ネットワークドライブまたはネットワークドライブ上のファイルを指定しないでください。

HiRDB/Single Server Version 10

電源入力時は,ネットワークドライブは接続されていないため,Windowsのサービスを利用して起動できません。このため,ネットワークドライブへHiRDB/Single Server Version 10をインストールしたり,データベースの環境を構築したりしないでください。