Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


3.4.1 J2EEサーバを運用管理するときの注意事項

〈この項の構成〉

(1) RMIレジストリに関する注意事項

Management Serverは,J2EEサーバの運用監視に,J2EEサーバ上で動作するRMIレジストリを使用します。そのため,Management Serverが管理しているRMIレジストリの情報と実際に動作しているJ2EEサーバのRMIレジストリの情報が一致していないと,運用監視に失敗する場合があります。Management Serverの管理しているRMIレジストリの情報は,次のタイミングで更新されます。J2EEサーバ上で動作するRMIレジストリと異ならないように注意してください。

運用管理ポータルの操作については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の次の個所を参照してください。

各コマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の次の個所を参照してください。

(2) J2EEサーバ起動時のJ2EEアプリケーションの開始に関する注意事項

J2EEサーバ停止時に開始状態だったJ2EEアプリケーションは,J2EEサーバの起動時に自動で開始されます。ただし,J2EEサーバ起動時のJ2EEアプリケーションの開始でエラーが発生した場合,J2EEアプリケーションの開始に失敗することがあります。この場合,J2EEアプリケーションは停止状態になります。この状態でJ2EEサーバを再起動してもJ2EEアプリケーションは停止状態のままのため,J2EEアプリケーションは開始しません。

例えば,サーブレットのエラー通知が設定されているJ2EEアプリケーションで,サーブレットの初期化で例外が発生した場合,J2EEアプリケーションの開始に失敗し,停止状態になります。エラー通知の設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「9.16 サーブレットとJSPのエラー通知の設定」を参照してください。

J2EEアプリケーションが正常に開始したかどうかの確認方法および対処方法は,次のどちらかです。