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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


3.2.1 業務アプリケーションを入れ替える

システムの運用を開始したあとで,業務アプリケーションのバージョンアップやメンテナンスを実施するために,「2.2.10 業務アプリケーションを設定して開始する(GUI利用時)」で設定したアーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを入れ替える手順について説明します。

参考

説明で使用する画面については,「5. システムの構築・運用時に使用する画面,コマンドおよびファイル」を参照してください。

通常,J2EEアプリケーションを入れ替える場合には,J2EEサーバ上で動作しているJ2EEアプリケーションを停止したあと削除し,新しいJ2EEアプリケーションをインポートして開始する必要があります。これらの作業には,運用管理ポータルを使用します。なお,説明で使用する業務アプリケーションは,cosminexus.xmlを含めたアーカイブ形式のJ2EEアプリケーションです。例題で使用する設定内容を次の表に示します。

表3‒1 例題で使用する設定内容(業務アプリケーションの入れ替え)

項目

設定例

入れ替え前のJ2EEアプリケーションのファイル名

MyApp1.ear

入れ替え後のJ2EEアプリケーションのファイル名

MyApp2.ear

J2EEアプリケーションの表示名

MyApp

〈この項の構成〉

(1) 運用管理ポータルの起動とログイン

運用管理ポータルにログイン済みの場合は「(2) 入れ替え前のJ2EEアプリケーションの停止」に進みます。

  1. Webブラウザを起動し,「http://localhost:28080/mngsvr/index.jsp」に接続して,運用管理ポータルを起動します。

  2. [Management Serverへログイン]画面で管理ユーザIDに「admin」を入力して,[ログイン]ボタンをクリックします。

(2) 入れ替え前のJ2EEアプリケーションの停止

J2EEアプリケーションが停止済みの場合は「(3) 入れ替え前のJ2EEアプリケーションの削除」に進みます。

  1. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバのアプリケーション管理]をクリックします。

  2. [DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]−[アプリケーション]をクリックし,[J2EEアプリケーションの開始/停止]タブをクリックします。

  3. [J2EEアプリケーションの開始/停止]画面で[インポートJ2EEアプリケーション一覧]にある,入れ替え前のアプリケーションの表示名(MyApp)の[操作]の[停止]アンカーをクリックします。

  4. [J2EEアプリケーションの停止]画面で[はい]ボタンをクリックします。

  5. [実行結果]を確認して[戻る]アンカーをクリックします。

    [実行結果]に「失敗」が表示された場合は,[ログの表示]タブをクリックして[ログの表示]画面のメッセージを確認し,障害要因を取り除いてから停止し直してください。

    [実行結果]に「成功」が表示された場合は,[J2EEアプリケーションの開始/停止]画面の[ステータス]が「停止」になります。

(3) 入れ替え前のJ2EEアプリケーションの削除

  1. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバのアプリケーション管理]をクリックします。

  2. [DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]−[アプリケーション]をクリックし,[削除]タブをクリックします。

  3. [J2EEアプリケーションの削除]画面で[インポートJ2EEアプリケーション一覧]にある,入れ替え前のアプリケーションの表示名(MyApp)の[操作]の[削除]アンカーをクリックします。

  4. [J2EEアプリケーションの削除]画面で[はい]ボタンをクリックします。

  5. [実行結果]を確認して[戻る]アンカーをクリックします。

    [実行結果]に「失敗」が表示された場合は,[ログの表示]タブをクリックして[ログの表示]画面のメッセージを確認し,障害要因を取り除いてから削除し直してください。

    [実行結果]に「成功」が表示された場合は,[J2EEアプリケーションの削除]画面の[インポートJ2EEアプリケーション一覧]からアプリケーションが削除されます。

(4) 入れ替え後のJ2EEアプリケーションの設定

  1. アプリケーションサーバの<任意のディレクトリ>に,入手した入れ替え後のJ2EEアプリケーション(MyApp2.ear)を格納します。

  2. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバのアプリケーション管理]をクリックします。

  3. [DefaultDomain]をクリックします。

  4. [J2EEアプリケーションのアップロード]画面で[J2EEアプリケーションファイル]に手順1.で<任意のディレクトリ>に格納したJ2EEアプリケーション(MyApp2.ear)を入力して,[アップロード]ボタンをクリックします。

  5. 表示されたメッセージを確認して[戻る]アンカーをクリックします。

    失敗を示すメッセージが表示された場合は,障害要因を取り除いてからアップロードし直してください。

    [アップロードディレクトリファイル一覧]に手順4.でアップロードしたJ2EEアプリケーションのファイル名(MyApp2.ear)が表示されます。

  6. [DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]−[アプリケーション]をクリックし,[インポート]タブをクリックします。

  7. [J2EEアプリケーションのインポート]画面で[J2EEアプリケーションファイル]から手順4.でアップロードしたファイル(MyApp2.ear)を選択し,[実行]ボタンをクリックします。

  8. [実行結果]に「成功」が表示されたら[戻る]アンカーをクリックします。

    [実行結果]に「失敗」が表示された場合は,[ログの表示]タブをクリックして[ログの表示]画面のメッセージを確認し,障害要因を取り除いてからインポートし直してください。

(5) 入れ替え後のJ2EEアプリケーションの開始

  1. [運用管理ポータル]画面で[論理サーバのアプリケーション管理]をクリックします。

  2. [DefaultDomain]−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[MyJ2EEServer]−[アプリケーション]をクリックし,[開始/停止]タグをクリックします。

  3. [J2EEアプリケーションの開始/停止]画面で[インポートJ2EEアプリケーション一覧]にある,「(4) 入れ替え後のJ2EEアプリケーションの設定」でインポートしたJ2EEアプリケーションの表示名(MyApp)の[操作]の[開始]アンカーをクリックします。

  4. [J2EEアプリケーションの開始]画面で[はい]ボタンをクリックします。

  5. [実行結果]を確認して[戻る]アンカーをクリックします。

    [実行結果]に「失敗」が表示された場合は,[ログの表示]タブをクリックして[ログの表示]画面のメッセージを確認し,障害要因を取り除いてから開始し直してください。

    [実行結果]に「成功」が表示された場合は,[J2EEアプリケーションの開始/停止]画面の[ステータス]が「稼働」になります。

(6) 運用管理ポータルからのログアウト

  1. [ログアウト]アンカーをクリックします。

  2. 表示されたメッセージを確認して[ログイン画面]をクリックし,Webブラウザを閉じます。