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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ & BPM/ESB基盤 概説


8.3 サービスプラットフォームを利用したリクエストの流れ

サービスプラットフォームは,サービスリクエスタから受け付けたリクエストを,サービス内容やプロトコル種別に応じて各サービス稼働マシンに送信します。サービス稼働マシンで処理が実行された結果は,サービスプラットフォーム経由でサービスリクエスタに返却されます。なお,サービスリクエスタがビジネスプロセスを呼び出した場合は,サービス稼働マシンで動作する複数のサービスがビジネスプロセス定義に従って呼び出されます。

サービスプラットフォームで構築した実行環境でのリクエストの流れを次の図に示します。

図8‒5 サービスプラットフォームで構築した実行環境でのリクエストの流れ

[図データ]

1つの実行環境にリクエストが集中するのを防ぐために,実行環境を冗長構成にして,リクエストを負荷分散することもできます。負荷分散は,利用するサービスがWebサービスまたはSession Beanの場合に実現できます。この場合,負荷分散には,サービスの形態に応じて,負荷分散機(Webサービスの場合),またはアプリケーションサーバの実行環境の機能であるCTM(Session Beanの場合)を使用します。サービスプラットフォームでのリクエストの負荷分散については,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「1.4.1 ロードバランス機能を利用したHCSCサーバの冗長構成」を参照してください。