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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ & BPM/ESB基盤 概説


4.4.4 バッチアプリケーションのジョブスケジューリング

バッチアプリケーションは,バッチサーバごとに1つ実行できます。バッチサーバの数を超えてバッチアプリケーションを実行しようとすると,エラーが返却されてしまいます。バッチアプリケーションのジョブスケジューリング機能を使用すると,バッチサーバの数を超えたジョブの実行要求があった場合に,実行要求を待たせることができます。これによって,エラーを返却することを防ぎます。

バッチアプリケーションのジョブスケジューリングには,CTMの機能を使用します。CTMを使用したジョブスケジューリングを次の図に示します。

図4‒14 CTMを使用したジョブスケジューリング

[図データ]

JP1/AJS経由で実行したバッチ実行コマンドや,直接実行したバッチ実行コマンドによって,バッチアプリケーションの実行要求が送信されます。CTMでは,キューの概念によって,実行要求を管理します。実行可能なバッチサーバがある場合は処理を振り分け,ない場合はスケジュールキューに実行要求を滞留します。