Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ ファーストステップガイド


3.3.1 セットアップウィザードを使用する前の準備と確認をします

セットアップウィザードを使用する前に,次の2点を確認してください。

〈この項の構成〉

(1) 使用できるユーザの権限

セットアップウィザードを使用できるユーザの権限を次の表に示します。

表3‒3 セットアップウィザードを使用できるユーザ

OS

使用できるユーザ

Windows

Administrator権限のあるユーザ

UNIX

root権限のあるユーザ

これらの権限を持つユーザでログインした状態で,セットアップウィザードを使用してください。

(2) 実行環境を構築するシステムで使用されているポート番号

以降の手順では,セットアップウィザードの標準セットアップを使用する方法について説明します。

標準セットアップでは,次の表に示すポート番号を使用したシステムが構築されます。

表3‒4 標準セットアップで使用されるポート番号

ポート番号

用途

80

Webサーバのポート番号

900

インプロセスのネーミングサービスのポート番号

8008

HTTPサーバのポート番号

8080

管理用サーバのポート番号

20295

運用管理エージェントのポート番号

23152

RMI(Remote Method Invocation)レジストリのポート番号

28005

Management Server終了要求受信ポート番号

28009

Management Server内部通信用ポート番号

28080

Management Server接続HTTPポート番号

システムでこれらのポート番号をすでに使用している場合,標準セットアップは実行できません。カスタムセットアップを実行して,重複しないポート番号を指定する必要があります。カスタムセットアップについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「1.1.1 セットアップウィザードとは」を参照してください。