27.2.1 vbroker.orb.enableBiDirプロパティ
vbroker.orb.enableBiDirプロパティは,サーバおよびクライアントの両方で使用され,双方向通信が可能になります。このプロパティによって,ユーザはコードをまったく変更しないで,既存の一方向アプリケーションを双方向アプリケーションに変更できます。vbroker.orb.enableBiDirプロパティは表27-1に示す値に設定できます。
値 |
説明 |
---|---|
client |
すべてのPOAおよびすべての出力コネクションで双方向IIOPを有効にします。この設定は,bothに対してBiDirectionalポリシーを設定してすべてのPOAを作成すること,およびVisiBroker ORBレベルでbothに対してBiDirectionalポリシーの変更を設定することと同じです。さらに,どのSCMでもexportBiDirプロパティがtureに設定されているかのように,生成されたSCMのすべては双方向コネクションを許可します。 |
server |
サーバが双方向のコネクションを受け付けて,それを使用できるようになります。これは,すべてのSCMでimportBiDirプロパティをtrueに設定するのと同じです。 |
both |
ClientとServerの両方にプロパティを設定します。 |
none |
双方向GIOPを全体的に無効にします。これはデフォルト値です。 |