23.2.1 サポートしているインタフェース
java2iiopコンパイラを実行すると,インタフェースをIDLで記述した場合と同じようにファイルが生成されます。数値型(short,int,long,float,およびdouble)などの基本データ型,文字列,CORBAオブジェクトまたはインタフェースオブジェクト,Anyオブジェクト,typecodeオブジェクトはすべてjava2iiopコンパイラによって認識され,IDLの対応する型にマッピングされます。
Javaクラスまたはインタフェースでjava2iiopを使用できます。例えば,Javaインタフェースが次の規則のどれかを継承する場合,java2iiopはインタフェースをIDLのCORBAインタフェースに変換します。
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java.rmi.Remoteを継承して,そのメソッドのすべてでjava.rmi.RemoteExceptionが発生する
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org.omg.CORBA.Objectを継承する
コードサンプル23-1にJava RMIインタフェースを示します。コードサンプルは,Borland Enterprise Server VisiBrokerをインストールしたディレクトリのexamples/vbe/rmi-iiopに入っています。
- コードサンプル23-1 java.rmi.Remoteの継承
public interface Account extends java.rmi.Remote { String name() throws java.rmi.RemoteException; float getBalance() throws java.rmi.RemoteException; void setBalance(float bal) throws java.rmi.RemoteException; }