14.11.1 クラスタ化方法
ネーミングサービスは,デフォルトではクラスタによるRoundRobinの方法を使用します。クラスタの生成後は,クラスタの方法を変更できません。ユーザが定義した方法はサポートしていませんが,今後RoundRobin以外の方法もできるように予定しています。デフォルトのRoundRobinの方法のほかに現在使用できる方法は,SmartRoundRobinの方法だけです。SmartRoundRobinとRoundRobinの違いは,SmartRoundRobinは,CORBAオブジェクトリファレンスがアクティブであること,つまりレディ状態であるCORBAサーバをオブジェクトリファレンスが参照中であることを確認するために幾つかの検証をします。
- 注
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アクティブであることが検証されたオブジェクトは,カレントインプリメンテーションが活性化するので,SmartRoundRobinの使用はお勧めできません。また,クラスタフェールオーバー機能はRoundRobinの方法だけ使用できます。