14.3.2 ネーミングサービスの設定
旧バージョンのVisiBroker Naming Serviceでは,ネーミングサービスは変更のあったすべてのオペレーションをフラットファイルへロギングすることによってパーシステンスを維持しました。バージョン4.0以降は,ネーミングサービスはバッキングストアアダプタと連携動作します。すべてのバッキングストアアダプタがパーシステンスをサポートしているわけではないことに注意してください。デフォルトのInMemoryアダプタは非パーシステントですが,ほかのアダプタはパーシステントです。アダプタの詳細については,「14.10 プラガブルバッキングストア」を参照してください。
- 注
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ネーミングサーバは,起動時に自分自身をスマートエージェントに登録しなければなりません。したがって,ネーミングサービスを開始するためにスマートエージェントを先に実行しておく必要があります。これによって,クライアントはresolve_initial_referencesメソッドを呼び出すことでイニシャルルートコンテキストを検索できます。解決機能は,必要なリファレンスの検索のためにスマートエージェントを通して動作します。同様に,仕組みに加わっている各ネーミングサーバも,同じ機能を使用して仕組みをセットアップします。