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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド


14.1 概要

ネーミングサービスによって,一つ以上の論理名称を一つのオブジェクトリファレンスに対応させ,これらの名前をネームスペースに格納できるようになります。また,クライアントアプリケーションはネーミングサービスを使用して,オブジェクトに割り当てられた論理名称を使用してオブジェクトリファレンスを取得できます。

図14-1に,次の内容のネーミングサービス簡略図を示します。

  1. オブジェクトインプリメンテーションが,どのようにして名前をネームスペース内のオブジェクトの一つにバインドできるか。

  2. クライアントアプリケーションが,ネーミングコンテキストまたはオブジェクトにオブジェクトリファレンスを返す名前を解決するために,どのように同じネームスペースを使用できるか。

    図14‒1 ネームスペース内のネーミングコンテキストからのオブジェクト名のバインド,解決,使用

    [図データ]

Borland Enterprise Server VisiBrokerネーミングサービスを使用してオブジェクトインプリメンテーションを探す場合は,スマートエージェントを使用した場合と比べて考慮しなくてはならない相違点が幾つかあります。

次のOSでは,ネーミングサービスを使用する場合,実行方法はvbjを使用せず,nameservプログラムを使用して起動させてください。