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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド


11.2.1 IDLの指定例

インタフェース定義は,オブジェクトの名前と,オブジェクトが提供するすべてのメソッドの名前を定義します。各メソッドには,メソッドに渡すパラメタ,パラメタの型,およびパラメタが入力用,出力用,入出力用のどれなのかを指定します。IDLサンプル11-1は,exampleという名前のオブジェクトのIDL仕様を示しています。exampleオブジェクトは,op1という一つのメソッドだけを所有しています。

IDLサンプル11-1 IDL指定の例
// IDL specification for the example object
interface example {
   long op1 (in char x, out short y);
};

%TPDIR%\idlディレクトリのorb.idlや,CosTransactions.idlなどorb.idlをインクルードするIDLファイルをidl2javaまたはidl2cppでコンパイルした場合に次の警告メッセージが出力されます。この警告メッセージはトランザクション処理などの実行時には影響を与えません。

(warning)::CORBA::Environment declared ("orb.idl", line 28) but never defined
(warning)(references to it will be permitted, but no code will be generated for this definition)