7.7.2 サーバコネクションマネージャプロパティの設定
サーバコネクションマネージャは,マネージャ,リスナー,ディスパッチャという三つのプロパティグループで構成されます。
- 〈この項の構成〉
(1) マネージャプロパティ
次に示すマネージャプロパティを設定できます。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.manager.type
-
コネクションマネージャタイプを識別します。C++でサポートされているタイプはSocketおよびLocalです。Javaでは,Socketだけサポートされています。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.manager.connectionMax
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同時に確立される入力コネクションの最大許容数を定義します。デフォルト値は0で,これはコネクション数を制限しないという意味です。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.manager.connectionMaxIdle
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コネクションがシャットダウンされるまでのアイドル状態の最大秒数を定義します。デフォルト値は0で,これはタイムアウトがないという意味です。
最大アイドル時間の監視は,プロパティvbroker.orb.gcTimeoutの設定値(デフォルト30秒)の範囲の誤差があります。
(2) リスナープロパティ
次に示すリスナープロパティを設定できます。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.listener.type
-
リスナータイプを識別します。サポートされているのはIIOPだけです。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.listener.port
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コネクションマネージャが使用するこのサーバと対応するPOAの監視ポートを定義します。デフォルト値は0で,これはシステム(OS)によって自動的に割り当てられたポート番号を使用するという意味です。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.listener.proxyPort
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プロキシホスト名プロパティとともに使用するプロキシポート番号を指定します。デフォルト値は0で,これはシステム(OS)によって自動的に割り当てられたポート番号を使用するという意味です。
(3) ディスパッチャプロパティ
次に示すディスパッチャプロパティを設定できます。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.dispatcher.type
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ディスパッチャタイプを識別します。現在サポートされているタイプはThreadPoolとThreadSessionだけです。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.dispatcher.threadMax
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タイプがThreadPoolに設定されている場合だけ使用します。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.dispatcher.threadMaxIdle
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タイプがThreadPoolに設定されている場合だけ使用します。
- vbroker.se.<server_engine>.scm.<server_connection_mgr>.dispatcher.threadMin
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タイプがThreadPoolに設定されている場合だけ使用します。