2.5 ロギング出力
Borland Enterprise Server VisiBrokerのツールの多くは,実行中のツールに関する情報を表示するバーボースモードを提供しています。またBorland Enterprise Server VisiBrokerライブラリとリンクしたアプリケーションは,出力を生成することもできます。UNIXのシステムでは,この出力はコンソールに書き込まれます。Windowsのシステムでは,この出力は対応するログファイルに書き込まれます。
表2-1はWindowsで生成できるログファイル名をまとめたものです。
ファイル名 |
説明 |
---|---|
osagent.log |
スマートエージェントによって生成されます。 osagentに-vオプションを指定して起動した場合,このファイルは単調増加します。 |
viserr.log |
スマートエージェントおよび,C++ORB機能を使用したアプリケーションによって生成されます。 |
vislog.log |
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visout.log |
osagent.logファイルの出力先は,次の規則に従って決定されます。
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OSAGENT_LOG_DIR環境変数が指すディレクトリ
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<osagentを起動したドライブ>\vbroker\log\
ディレクトリが存在しない場合は,作成を試みます。
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カレントディレクトリ
- 注
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osagent.logファイルの出力先に書き込み権限を与えてください。書き込み権限がないと,osagentは起動できません。
viserr.log,vislog.log,visout.logファイルの位置は,次の規則に従って決定されます。
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VBROKER_ADM環境変数が指すディレクトリ内のlogディレクトリ
ディレクトリが存在しない場合は,作成を試みます。
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カレントディレクトリ