6.15.2 プロセス環境変数定義ファイル
(1) 形式
Javaのプロパティファイル形式です。
1行に1つの環境変数を指定してください。
<環境変数名1>=<変数値1> <環境変数名2>=<変数値2> : <環境変数名n>=<変数値n>
- 注意事項
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ASCII文字以外を使用する場合は,次のどちらかの対策をしてください。
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ファイルをUTF-8で保存
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Javaのjava.util.Propertiesクラスで規定するUnicodeエスケープで指定
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(2) 機能
プロセス環境変数定義ファイルでは,外部コマンドプロセスだけで有効になる環境変数を設定します。
プロセス環境変数定義ファイルは次の手順で作成してください。
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外部コマンドプロセスで使用する環境変数の仕様(環境変数名と変数値)をまとめます。
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Javaのプロパティファイル形式に従って,環境変数名と変数値をファイルに記述します。
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作成したプロセス環境変数定義ファイルは,任意の場所に任意のファイル名で保存します。
- 注意事項
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プロセス環境変数定義ファイルを有効にするには,コマンドアダプタ実行環境プロパティファイルのadpcmd.config.process-environment.variable-file-pathプロパティに保存先のファイルパスを指定してください。
(3) 記述例
プロセス環境変数定義ファイルの記述例を次に示します。
SIZE_OF_LIST=20000 OPTION_STATUS=1
(4) 注意事項
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環境変数名の大文字と小文字を区別するかどうかは,オペレーティングシステムの仕様に依存します。
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Javaのプロパティファイル形式のため,環境変数名,変数値ともに,エスケープが必要となるケースがあります。
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ほかの変数値を参照することや,自身の元の値を参照することはできません。
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同一のキーを複数指定した場合,どれが有効になるかは不定です。